つながる

 連休の真ん中に、取材が一つ、ポコンと入ったので新横浜に行った。
行きは、会社から渋谷に出て東横線菊名へいって、そこから一駅乗り、
帰りは新幹線で東京まで18分、京浜東北で20分。

 取材先では、和菓子を食べ、送ってきたばかりだというメロンを食べ、
必死にメモを取って、MRI画像を借りて帰ってきた。
取材に対応してくださった先生は鹿児島出身、奥様は熊本出身だという。
やっぱり九州出身の人は、会ったときのエネルギーが違う。血が濃いというか、
とにかく熱気が伝わってくる。

 帰りは駅まで近いのに、奥様が車で送ってくださった。
帰りの車で驚いたこと。
私の出身大学と生まれた年を聞かれたので、答えると
3人のお子さんのうち、上2人は昭和51年と、52年という。つまり私の1、2こ上。
お2人とも東大の医学部で、もう医者になっているという。
なんとなーく、その名字を聞いたことがあると思って
出身高校と通っていた塾をたずねてみたら、案の定。
 私と同じ塾だった。S台とかK合、Yゼミみたいに
大手の塾じゃない所だから、びっくり。
しかも私の2つ上の姉も通っていた塾だし。
そして、上から2番目のお嬢さんは私の幼なじみで8年前に亡くなったT子ちゃんと
同じ中高、同級生だということがわかったので、その子のことを聞いてみたら、
お通夜にも行ったそうだ。そしてT子ちゃんが住んでいた場所の近所の病院で、
先生が非常勤で働いていたこともあり、かかりつけ医だったという。
 そういえば、幼なじみが亡くなったのは、8年前のちょうど、5月のはじめだった。
T子ちゃんを思い出した。
なんとも不思議な縁。

 おまけ。先生の3番目のお子さんは女子医大の学生さんだそうで
合唱部で、私の出身大学の合唱部と一緒に活動していることから、これもまた
話が盛り上がった。
なんとも不思議な縁。